- プロのドラムってなんであんなにいい音がするんだろう
- 自分はあんなにいい音で叩けない
- いい音で叩くためのコツが知りたい
ライブやYouTubeなどでプロの演奏を見てから自分で演奏すると、音の違いに落ち込むことはよくあります。
なぜプロはあんなにいい音がなるのか気になりますよね。

こんにちは、独学でドラムをはじめて10年以上のまーしーです。
ドラムをいい音でならすためにいろんなことを考える必要がありますが、今回は2つのポイントにまとめました。
- ドラムでいい音を出したい人
- いい音を出すためのコツを知りたい人
この記事を読めば、誰でもプロのようないい音でドラムを叩けるようになります。
さっそく見ていきましょう。
ドラムでいい音をならす2つのポイント

ドラムでいい音をならすためには次の2つのポイントを意識することが大切です。
- 楽器のならし方を意識する
- きれいなストロークを身につける
1つずつ見ていきましょう。
楽器のならし方を意識する
いい音をならすためには、いい音のならし方を知る必要があります。
ドラムセットはドラム類とシンバル類があるので、それぞれ解説していきます。
ドラムは『中の空洞部分』を叩くイメージを持つ

ドラムを叩くのは打面の表面ですが、イメージとしては『中の空洞部分』を叩くイメージを持ちましょう。
打面の表面だけを叩く意識だと、力があまり伝わらず、軽い音になってしまいます。
実際にスティックで中の空洞部分は叩けないので、あくまでイメージです。
また、ドラムの中に力を伝えるために、「スティックの先が真下に落ちる」ことも意識しましょう。
腕を普通に振りおろすだけでは、スティックの軌道は真下には落ちてきません。
この振り方では力が横に逃げてしまいます。

スティックの軌道を真下にするためには、腕を斜め手前に振るイメージを持つ必要があります。
そうすることで、スティックの力が真下に伝わり、ドラムの空洞部分を響かせることができます。

シンバルは『叩く』のではなく『ゆらす』

シンバルは『叩く』のではなく『ゆらす』ことを意識しましょう。
シンバル自体がゆれることによってシンバルは音がなります。
シンバルをしっかりゆらすためには「スティックが当たる時間を短くする」必要があります。
これはクラッシュシンバル、ライドシンバル、スプラッシュ等すべてのシンバルで共通です。
クラッシュシンバルで大きい音をならそうと力いっぱい叩いている人がいますが、それではいい音にはなりません。
次の2つを意識することで、クラッシュシンバルをしっかりゆらすことができます。
- シンバルに対して、平面気味に叩く
- スティックを当てるときは横に流す
クラッシュシンバルに対して垂直に叩くと、シンバルのゆれとは違う方向に力が働きます。
クラッシュシンバルを叩くときは、ゆれと同じ方向に力を加えることで効率的にゆらすことができます。

また、スティックを当てるときはスティックを横に流すように叩きます。
スティックの当てる時間を短くするためには、スティックを振り抜くのがいいです。
しかし、シンバルに対して垂直になっていると、スティックを振り抜けません。
そこで右か左に受け流すように、スティックを振ります。
叩いた後にハイハットを叩くかタムを叩くかなど、右に流すか左に流すかは次に叩く場所によって使い分けます。


きれいなストロークを身につける
またいい音を出すためには、きれいなストロークで叩くことも重要です。
ストロークがきれいじゃないと、ドラムに上手く力が伝わらないのでいい音がなりません。
ストロークの基本は「脱力して腕を振りおろす」です。
大きい音を出すために力いっぱい叩く人もいますが、力だけではドラムをいい音でならすことはできません。
余計な力を抜いてスティックを振りおろすことで、腕の重さや振り幅の力がドラムに伝わるのでいい音がなります。
また、リバウンドもまっすぐ返ってくるので、スティックコントロールもしやすいです。
ドラムセットへストロークを応用するときは、腕を振りおろす動作だけでなく、腕の回転も加わります。
右手は外側に回り(回外)、左手は内側に回ります(回内)。


きれいなストロークは基礎練習をすることで身につきます。
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いい音がならない原因3選

ドラムを叩いてもなかなかいい音がならせない人は次の3つの原因であることが多いです。
- 力を入れすぎている
- 脱力しすぎている
- 腕が振れていない
力を入れすぎている
1つ目は「力を入れすぎていること」です。
大きい音をならすために力を入れて叩く人がいますが、これは間違いです。
手にマメができる人は力が入りすぎなので、叩き方を見直した方が良いでしょう。
脱力しすぎている
2つ目は「脱力しすぎていること」です。
ドラムを叩くときは脱力が重要ということは、いろんなところで言われています。
しかし脱力を意識しすぎて、スティックが安定せずフニャフニャになっている人がいます。
スティックを安定して持つことや腕を振るなどの必要最低限の力は入れるので、力を入れるところと抜くところのバランスを大事にしましょう。
腕が振れていない
3つ目は「腕がしっかり振れていないこと」です。
はじめのうちは8ビートのどこに足を入れるかなど、叩くところに意識がいきがちです。
腕を振ることまで意識がいかないので、あまり腕が振れておらず、ドラムの表面だけを叩いている状態になっています。
意識せずとも腕をしっかり振れるようになるには、ストロークの基本を身につけることが大切です。
まとめ:いい音のならし方を意識しよう
以上、ドラムをいい音で叩くための2つのポイントについて解説してきました。
- 楽器のならし方を意識する
- ドラムは『中の空洞部分』を叩くイメージを持つ
- シンバルは『叩く』のではなく『ゆらす』
- きれいなストロークを身につける
初心者がいい音をならせないのは次の3つが原因かもしれません。
- 力を入れすぎている
- 脱力しすぎている
- 腕が振れていない
叩き方の意識を少し変えるだけで、ドラムをいい音でならすことができるようになります。
いい音で演奏できるようになると、叩いている自分も気持ちよく楽しいです。
以上、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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