- 速い8ビートが叩けない
- 叩いていると腕が疲れる
- アップダウン奏法が上手くできない
ドラムを始めて8ビートが叩けるようになってくると、速い曲にチャレンジしたくなりますよね
でもいざチャレンジしてみるとハイハットを叩く手が追いつかなくて苦戦します。
それを解決してくれるのが「アップダウン奏法」です。
こんにちは、独学でドラムを始めて始めて10年以上のまーしーです。
アップダウン奏法を習得するまではBPM140の曲でも腕が疲れていましたが、習得してからはBPM200の曲でも楽に叩けるようになりました。
今回はアップダウン奏法の練習方法や演奏時のコツについて解説します。
- 速い8ビートを叩きたい
- 叩いているとすぐに腕が疲れてくる
- アップダウン奏法を習得したい
アップダウン奏法を習得することで、速い曲を叩いても疲れない体になります。
ぜひ最後まで読んでください。
アップダウン奏法は「ダウンストロークとアップストロークの繰り返し」

アップダウン奏法とは速い曲を叩くための奏法です。
通常のフルストロークでBPM140の8ビートを叩くと、腕に力が入りすぐに疲れますよね。
アップダウン奏法ではダウンストロークとアップストロークを繰り返すことで、腕ひと振りで2打叩きます。
腕の動きが半分になるので、速い曲でも楽に叩くことができます。
BPM140以上の曲であればアップダウン奏法を使う方が楽ですね。
また、ハイハットの刻む音にもアクセントがつくので、単調な8ビートもかっこよくなります。
アップダウン奏法の叩き方

アップダウン奏法はダウンストロークとアップストロークを繰り返し行うことで叩きます。
- 腕を振り上げ、打面を叩く(1打)
- 叩いた後、打面の5cm位のところでスティックを止める(ダウンストローク)
- 腕を上げる際に、スティックの先を落とし、打面に当てる(2打・アップストローク)
- 腕が上がった状態なので、ダウンストロークをする
上記を繰り返し行うことで、継続的に安定して叩くことができます。
ダブルストロークとの違い

アップダウン奏法は腕ひと振りで2打叩きますが、同じ腕ひと振りで2打叩く方法として「ダブルストローク」があります。
ダブルストロークがわからない人はこちらの記事も見てください。
【1日5分】実践で使えるダブルストロークのコツ
しかし、アップダウン奏法とダブルストロークはまったく別の技術です。
大まかに次の違いがあります。
- アップダウン奏法:腕の振り方で、ひと振りで2打叩く
- ダブルストローク:リバウンドを使い、ひと振りで2打叩く
アップダウン奏法ではリバウンドを使わず、腕をアップダウンさせることで2打叩きます。
この叩き方では継続して叩くことができます。
対してダブルストロークはリバウンドを使い2打叩くので、3打以上は叩きません。
使い所も全然違うので、別物として理解しましょう。
習得のための3つのポイント

叩き方はわかってるけど上手くできないって人は次の3つのポイントを意識してみてください。
- アップストロークを意識する
- ヒジを左右に振る
- 動きを体になじませる
アップストロークを意識する

ポイント1つ目はアップストロークを意識することです。
ダウンストロークはできるけど、アップストロークができていない人けっこう多いんですよね。
原因はアップストロークをする時に「手首を曲げて打面を押すような意識を持っていること」です。
アップストロークをする時に意識するべきことはこれです。
❌ 手首を曲げて、打面を押す
⭕️ 腕を上げたときに、スティックの先が打面に当たってしまった
手首の力を抜いて腕を上に上げると、手首がクッと曲がり下に下がりますよね。
そのときにスティックの先も下がり、打面に当たることで小さい音が出ます。
これがアップストロークです。
ヒジを左右に振る

ポイント2つ目はヒジを左右に振ることです。
アップダウンをヒジより先の前腕のみで叩いている人はけっこういます。
ヒジを先に動かすことによって、前腕も後からついてくるので、腕全体でウェーブのような動きになります。
結果としてヒジを左右に振ることを意識することで腕全体でスティックを振れます。
- ダウンストローク:ヒジを横に開き肩の高さまで上げ、自分の脇腹に当てる
- アップストローク:自分の脇腹からヒジを横に開き、肩の高さまで上げる
動きを体になじませる

ポイント3つ目は動きを体になじませることです。
頭で理解するのと、実際体を動かすことは全然違います。
動きが体になじんでいないと余計な力が入り、変なクセがつく原因になります。
はじめはゆっくりのBPMから始め、慣れてくれば徐々に速くしていきましょう。
この時、ゆっくりの時は動きが大きく、速い時は動きが小さくなります。
練習方法

それでは実際にアップダウン奏法の練習をしていきましょう。
今回は2つの練習方法を紹介します。
アップダウン奏法に慣れるには①、より実践的な練習は②をやってみてください。
①16分音符の頭にアクセントをつける

アップダウン奏法はダウンストロークとアップストロークの繰り返しです。
16分音符の頭にアクセントをつけて叩けば、アップダウン奏法は身に付きます。
- メトロノームで4分音符をならす(BPM 80〜200)
- 頭にアクセントをつけて、オルタネートで16分音符を叩く
- タップストロークをしている手を抜く
②叩ける曲をアップダウン奏法で叩く

①の練習でアップダウン奏法に慣れてきたら、次は実践練習をしていきます。
自分が叩ける曲や叩きたい曲に合わせて、ハイハットをアップダウン奏法にして、8ビートを叩いて合わせましょう。
この時、曲のドラムを完コピできれば良いですが、できなければシンプルな8ビートで合わせるだけでも大丈夫です。
目的はアップダウン奏法に慣れることなので、気にせず叩きましょう。
まとめ:アップダウン習得でスピードアップ
以上、アップダウン奏法についてまとめてきました。
アップダウン奏法は速い8ビートを楽に叩くためには必須の技術です。
- 腕を振り上げ、打面を叩く(1打)
- 叩いた後、打面の5cm位のところでスティックを止める(ダウンストローク)
- 腕を上げる際に、スティックの先を落とし、打面に当てる(2打・アップストローク)
- 腕が上がった状態なので、ダウンストロークをする
習得のためには次の3つのポイントを意識してみてください。
- アップストロークを意識する
- ヒジを左右に振る
- 動きを体になじませる
次の2つの練習をすることで効率的に身につけることができます。
- 16分音符の頭にアクセントをつける
- 叩ける曲をアップダウン奏法で叩く
アップダウン奏法を使わないとBPM140でも疲れてしまいますが、アップダウン奏法を使えばBPM200の曲でも楽に叩くことができます。
はじめは腕に余計な力が入るかもしれませんが、ゆっくりのBPMで始めれば必ず習得できます。
頑張って練習してみてください。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
それでは、またっ!
もっとドラムを上達したい人はこちらの記事も参考にしてみてください。
【プロもやってる】上達のための基礎練習や、練習場所を解説
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