- ドラムセッティングの基本を知りたい
- ドラムを叩いていても、なぜかしっくりこない
- 自分に合ったセッティングでドラムを叩きたい
ドラマーの体型は人それぞれで、その分セッティングも人によってバラバラです。
自分に合ったセッティングで叩けていると思っていても、少しセッティングを変えるともっと叩きやすくなったり。
自分に合ったセッティングを見つけることは、意外と難しいですよね。
こんにちは、ドラムを独学ではじめて10年以上のまーしーです。
ドラムセッティングは僕も長年悩んでいます。
イスを高くしてみたり、タムの角度を変えてみたり、変えるたびに新しい発見があるんですよね。
今回はドラムセッティングの基本や手順をまとめていきます。
自分に合ったドラムセッティングで叩くことは、楽にドラムを叩くことになります。
効率的に体を使えるので、今までできなかったフレーズが叩けるようになったり、難しいドラムも叩きやすくなります。
ぜひ自分のセッティングも見直してみてください。
画像付きでわかりやすく解説するので、最後までまで見てください。
ドラムセッティングの手順
ドラムセッティングの手順は以下の手順で行います。
大まかな手順なので、自分は違う手順でやりたいという方は自分の手順で大丈夫です。
バスドラムのセット
はじめに「バスドラムのセット」をしましょう。
やることはこの2つです。
バスドラムの位置決め
はじめにバスドラムの位置を確定しましょう。
スタジオではドラムマットが敷いていることが多いので、必然的にバスドラムの位置は決まります。
フットペダルのセット
バスドラムの位置を決めたら、フットペダルを設置しましょう。
フットペダルはバスドラムのフープに凸凹を引っ掛け、固定します。
スローンのセット
バスドラムの位置が決まれば、次は「スローンのセット」です。
「スローン」とはドラムのイスのことです。
高さ調整
はじめに高さ調整をしましょう。
スローンは画像の位置にあるネジで調整できます。
スローンの高さによって演奏のしやすさが変わるので、自分に合った高さを見つけるようにしましょう。
①標準的な高さは「座った時に太ももが少し下がる高さ」です。
自分に合った高さがわからない方はまずは標準的な高さで試してみましょう。
②高いスローンはスネアやタムを叩きやすい
スローンを高くすると、太ももが下に下がった状態となります。
スネアやタムの高低差を少なくできるので、全体的にドラムを叩きやすくなります。
③低いスローンは重心が安定しやすく、バスドラムの音量を出しやすい
スローンを低くすると、太ももは少し上を向きます。
重心が安定するので、バスドラムを踏みやすく、大きい音量も出しやすいです。
位置決め
スローンの高さを調整すれば、次は位置を決めていきます。
スローンとバスドラムの位置関係は「座った時にバスドラムが自分の少し右前にくる」こと意識しましょう。
スローンに座り、右足をフットペダルにセットしたとき「膝下の足が垂直になる位置」が踏みやすいです。
スネアドラムのセット
スローンをセットしたら次は「スネアドラムのセット」をしましょう。
画像のネジを回すことで高さや角度を調整できます。
高さ調整
まずは高さを調整しましょう。
スネアの打面がおへその高さになるように合わせるのが標準的です。
このとき、スネアの角度を少し自分の方向に傾けると叩きやすいです。
位置決め
スネアの高さが決まれば、位置を決めていきます。
スネアは自分の足の間に挟むように置きます。
スティックを構えたときに、楽に構えられるように調整しましょう。
ハイハットのセット
スネアドラムをセットしたら次は「ハイハットのセット」です。
ハイハットは画像のネジで高さや開き具合を調整できます。
高さ調整
ハイハットの高さは「スティックでボウとエッジを叩いた時に叩きやすい高さ」に合わせます。
目安としてはスネアの打面との差が15〜20cmくらいで合わせると、いい感じになります。
開き具合の決定
ハイハットの開き具合は左足でハイハットペダルを踏み込んだ状態でネジを締めることで行います。
開き具合は指1〜2本分くらい開くようにセッティングしましょう。
位置決め
最後にハイハットの置く位置を決めます。
ハイハットの位置は先ほど置いたスネアの左側に置きます。
ハイハットペダルに左足を乗せ、右足と左右対称になるように配置します。
タムのセット
次に「タムのセット」を行いましょう。
タムを調整するネジは画像の場所にあります。
角度調整
タムの角度はできるだけ水平の方がいい音がなります。
ただし、水平にするとスティックがフープに当たり、少し叩きにくいです。
少し手前に傾けることで叩きやすくなります。
高さ調整
角度が決まれば、次は高さです。
手を伸ばした時に楽に叩ける高さに調整しましょう。
フロアタムのセット
タムをセットしたら、次は「フロアタムのセット」です。
フロアタムは画像のネジで調整します。
高さ調整
スネアと同じ高さに調整します。
スネア同様に少し自分の方向に傾けると叩きやすいです。
位置決め
フロアタムをセットする場所はスネアの右側です。
右足の太ももの右にくる位置にセットしましょう。
右手を構えた時に楽に構えられる位置にセットします。
ライドシンバルのセット
フロアタムをセットできたら次は「ライドシンバルのセット」をしましょう。
ライドシンバルは画像のネジで調整します。
高さ調整
高さはハイハットと同じくらいの高さに調整します。
同じ高さにしておくと、ハイハットとライドの切り替えがやりやすいです。
角度調整
角度は水平に合わせ、少し自分の方向に傾けます。
位置決め
位置はフロアタムに重ならない位置にセットします。
この時、右手で構えてシンバルの中間にスティックがくると叩きやすいです。
1タムセッティングの場合は、タムの位置にライドシンバルを持ってきます。
クラッシュシンバルのセット
ライドシンバルをセットすれば、最後に「クラッシュシンバルのセット」です。
クラッシュシンバルは画像のネジで調整します。
高さ調整
クラッシュシンバルは目線の高さに合わせるのが標準的です。
高めの位置のシンバルはドラムセットのインパクトが強くなります。
アレクサンドロスの元ドラマー庄村聡泰さんはすごくシンバルが高くインパクトがありますね。
ジャズ等の音量を抑えた演奏をする場合は、低めのセットにする方もいます。
角度調整
ライドシンバル同様、基本は水平に合わせ、少し自分の方に傾けます。
シンバルを叩くときにスティックが垂直に当たるとスティックが削れていくので、角度をつけて斜めに当たるようにします。
位置決め
クラッシュシンバルは「バスドラムの両サイド」に置きます。
全体で叩いてみる
これでドラムセット全体のセッティングができました。
ドラムセットをセッティングできたら、全体で叩いてみましょう。
8ビート、タム回し、ライドでの8ビートなどいろいろ叩き、リラックスして叩けるか確認します。
叩いてみて違和感があったり、叩きにくい箇所があれば、叩きやすいように調整しましょう。
調整できれば、ドラムセットのセッティングは完成です。
まとめ:楽に叩けるセットを見つけよう
ドラムセットのセッティングの手順をまとめました。
ドラマーの体の大きさや手足の長さは人それぞれなので、あなたに合ったドラムセットはあなたしか作れません。
これまで紹介してきたのはあくまで基準なので、自分の叩きやすいセッティングを見つけられるよういろいろ試してください。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
ドラムの叩き方について知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
Step1:【初心者必見】ドラムの役割•名前•叩き方などの基礎を徹底解説
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