- 速い曲が叩けない
- 高速連打をすると、音の粒がそろわない
- BPM180を越えると手が疲れる
ドラムをしていて最初に立ちはだかる壁は「速いテンポに手が追いつかないこと」です。
速いテンポに慣れようとして無理に練習すると手首を痛めることもあるので注意が必要です。
僕もはじめは手が速く動かず、練習するたびにモンモンとしていました。
このストーンキラーに出会ってからは、速い曲でもガンガン叩けるようになりました。
この記事ではストーンキラーの練習方法やコツを紹介します。
ストーンキラーの一番のポイントは「リバウンドを捉えること」です。
- 速い曲を安定して叩きたい人
- 高速連打を楽に叩きたい人
- 速くなると力んでしまう人
ストーンキラーは速いテンポを練習するのに最適な練習です。
一緒にやってみましょう。
ストーンキラーってどんな練習?
ストーンキラーとは「フィンガーコントロールを使い、リバウンドを捉える練習」です。
リバウンドを捉えることで「一定音量で、楽に、安定して、叩くことができる」ようになります。
フィンガーコントロールを使った奏法を「グラッドストーン奏法」といいます。
ビリー・グラッドストーンが多用した奏法。
スティックのリバウンドを指でコントロールすることで、速く安定したストロークを行えることが特徴。
「グラッドストーン奏法」がフィンガーコントロールを使うのに対し、腕の回転を使う「モーラー奏法」とよく比較される。
フィンガーコントロールとは
打面を叩くとスティックが跳ね返りますが、その跳ね返りを「リバウンド」といいます。
リバウンドを指で捉え、スティックを跳ねさせることを「フィンガーコントロール」といいます。
ストーンキラーではこのフィンガーコントロールが基本となります。
練習方法

- メトロノームで4分音符を鳴らす。
- 16分音符を叩く
- 右手で1拍(4打)、左手で1拍(4打)を2回叩く
- 右手で2拍(8打)、左手で2拍(8打)を2回叩く
- 右手で3拍(12打)、左手で3拍(12打)を2回叩く
- 右手で4拍(16打)、左手で4拍(16打)を2回叩く
- 上記の手順で10拍になるまで、1拍ずつ増やしていく
- 慣れてくればBPMを速くして練習する(最初BPM 60→110)
本来であれば片手で64打になるまで続けますが、40打まででも十分練習になります。
練習のコツ

練習をするときは次のコツを意識すると上達しやすいです。
- 腕や手首を使わない
- リラックスして叩く
- 限界よりも少し速いBPMで練習する
腕や手首を使わない
ストーンキラーの基本は「フィンガーコントロール」です。
リバウンドを上手く捉えられない時は腕や手首を使ってスティックを振ってしまいますが、この練習では指のみを使ってスティックを振ることを意識しましょう。
リラックスして叩く
速いBPMを叩いているとつい指や腕に力が入ってしまいます。
安定して楽に叩くためにはリラックスして叩くことが重要です。
力が入ってしまうときは「指を握る」ではなく「動いているスティックに指を合わせる」こと意識するとやりやすいですよ。
限界よりも少し速いBPMで練習する
速いBPMで叩けるようになるためには少しずつ速くしていく必要があります。
力が入らないギリギリのBPMで練習して、徐々に速くしていきましょう。
BPM5〜10くらいで少しずつ上げていくのがオススメです。
注意点

ストーンキラーやグラッドストーン奏法では以下のことに注意しましょう。
リバウンドの少ないところでは使いにくい
グラッドストーン奏法はリバウンドを利用した奏法です。
そのためリバウンドの少ないところでは使いにくい奏法です。
- フロアタムでの連打
- クラッシュシンバルやハイハットをショルダーで叩く
無理に練習すると手首を痛める可能性がある
ストーンキラーでは速いBPMで練習するので、つい力が入ってしまいます。
力んだ状態で無理に練習すると手首を痛める可能性があるので注意しましょう。
まとめ:ストーンキラーはスピードアップに効果絶大
この記事では「ストーンキラー」の練習方法を解説してきました。
ドラマーにとって最初の壁は速いテンポに手が追いつかないことです。
ストーンキラーを練習することは手を速くするのに最適です。
ストーンキラーの最大のポイントは「リバウンドを捉えること」です。
- メトロノームで4分音符を鳴らす。
- 16分音符を叩く
- 右手で1拍(4打)、左手で1拍(4打)を2回叩く
- 右手で2拍(8打)、左手で2拍(8打)を2回叩く
- 右手で3拍(12打)、左手で3拍(12打)を2回叩く
- 右手で4拍(16打)、左手で4拍(16打)を2回叩く
- 上記の手順で10拍になるまで、1拍ずつ増やしていく
- 慣れてくればBPMを速くして練習する(最初BPM 60→110)
はじめは上手くできないかもしれませんが、続けていくうちにできるようになります。
僕も1週間くらいで慣れてきて、上達を実感できました。
速いテンポでも安定して叩けるようになれば、叩ける曲の幅も広がり楽しいです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
他の練習も知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
【プロもやってる】上達のための基礎練習や、練習場所を解説
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