【簡単にできる】ドラムの自宅練習では欠かせない安価な防音・防振対策

防音・防振対策アイキャッチ 全体
  • ドラム練習で近隣から苦情が来たことがある
  • 毎日練習したいけど、周りの反応が気になる
  • あまりお金をかけずに対策したい

自宅でドラム練習をしていると、周りからうるさく思われていないか気になりますよね。

毎日スタジオに入って練習できればいいですが、それでは時間やお金がいくらあっても足りません。

いいドラマーは周りの迷惑にならないように配慮して練習しています。

まーしー
まーしー

こんにちは、ドラムをはじめて10年以上のまーしーです。

住んでいる環境によって、ドラムの練習環境は大きく左右されます。

周りに家が少ないところではドラムを叩いても苦情がきにくいですが、都会に住んでいれば近隣から苦情がきやすい環境であることが多いです。

今回は自宅でも簡単にできる防音・防振対策を紹介します。

こんな人にオススメ
  • 簡単にできる防音・防振対策を知りたい人
  • 対策にあまりお金をかけられない人
  • 周りを気にせず、練習したい人

少しの気配りで安心して練習できる環境になるので、自分の状況にあった対策をしていきましょう。

自宅練習で注意することは『騒音』と『振動』

自宅でドラムの練習をしていて注意するべきことは騒音振動の2つです。

  • 騒音:ドラムや練習パッドを叩くときに出るアタック音やドラム自体の音
  • 振動:ドラムや練習パッドを叩くときに地面に伝わる揺れ

騒音や振動がどこまで許されるかは、あなたがあなたが住んでいる環境によって大きく変わります。

周囲に家がなく自分以外に人がいなければ、生ドラムを叩いても苦情はきません。

逆にレオパレスのような壁の薄いアパートに住んでいれば、練習パッドを軽く叩くだけでも苦情がきてしまいます。

お金をたくさん持っている人は家に防音室を作ることで生ドラムを叩ける環境を作ることができますが、なかなかハードルは高いです。

この記事では次の方向けの対策を書いていきます。

  • 自宅練習は練習パッドか電子ドラム
  • 対策にあまりお金をかけられない

騒音対策、振動対策とそれぞれ分けてみていきましょう。

①騒音対策

騒音イメージ

まずは騒音対策です。

大事なことは「出音をなるべく小さくすること」です。

音を外に漏らさないこと同居人が不快にならない音で練習することを意識しながら、対策していきましょう。

音の小さい練習パッドを使う

練習パッドをまだ購入していない人は、音の小さい練習パッドを使うようにしましょう。

練習パッドによって、叩いた時の音量はぜんぜん違います。

メッシュ素材であれば音量が小さく、硬い素材だと結構な音量が出ます。

オススメは表面がラバーになっている「リアルフィール」です。

出音もそんなに大きくなく、リバウンドの感じも本物のスネアに近いので、練習しやすいです。

オススメの練習パッドはこれ!

EVANS ( エバンス ) / RF12D リアルフィール

EVANS Real Feel ドラム練習パッド
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練習パッドの上にタオルを置く

すでに練習パッドを購入している人は、タオルを置くだけでも音量は小さくなります。

タオルを乗せると少しリバウンドが小さくなりますが、まったくなくなるということではないので練習への影響は少ないです。

タオルの素材や厚みによって、どれだけ消音できるかなど変わるので、家にあるタオルでいろいろ試してみてください。

ペダルはソフトサウンドビーター

ソフトサウンドビーター

家でペダル練習をする時にもアタック音はなります。

出音を最小限にするためには、ビーターの先がスポンジになっている「TAMA ソフトサウンドビーター」がオススメです。

音が小さくなるので練習しにくいのではないかと疑問を持つかもしれませんが、ビーターがパッドに当たる感覚はあるので、練習でも問題ありません。

シングルペダル用

TAMA ( タマ ) / BSQ10S ソフトサウンド ビーター

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ツインペダル用

TAMA ( タマ ) / BSQ5S ソフトサウンドビーター(ツインペダル)

TAMA(タマ)BSQ5S Half Soft Sound Beater / ドラムペダルビーター / ハーフソフトサウンドビーター

壁に吸音材を貼る

電子ドラムを家で叩く場合はアタック音が外に漏れやすいです。

音を外に漏らさないために、壁に吸音材を貼るのも効果的です。

トンネルの中などをイメージするとわかりやすいですが、空間が平らだと音は反響します。

壁に凹凸のある吸音材を貼ることで、音を吸収してくれるので、外に漏れにくくなります。

吸音材を壁に貼るのに必要なものはこちらです。

吸音材を壁に貼るのに必要なもの
  • 吸音材 必要枚数
  • 養生テープ(壁紙が剥がれない弱めのもの)
  • マジックテープ
吸音材の貼り方
  • 吸音材の上辺と下辺の位置に養生テープを貼る
  • 吸音材の四隅にマジックテープを貼る
  • マジックテープの片方を養生テープの上に貼る
  • 吸音材を壁につける
オススメの吸音材はこれ!

AURALEX ( オーラレックス ) / Studiofoam Wedges 2″24枚 30cm x 30cm 厚さ5cm 吸音材

②振動対策

振動イメージ

次に振動対策です。

大事はことは「スティックやペダルの振動が地面に伝わらないこと」です。

スティックやペダルで練習パッドを叩くと、その振動が地面に伝わり、階下に響きます。

木造の家や壁の薄いアパートではその振動が家全体に伝わるため、周囲の人のストレスになります。

クッションを使う

地面に座って練習パッドを叩く人は、練習パッドの下にクッションを置くといいです。

クッションが振動を吸収してくれるので、簡単に対策できます。

白井式防振練習セット

白井式防音練習セット

白井式防振練習セットとはシライミュージックさんがオススメする防振対策です。

必要なもの
  • スネアスタンド
  • メッシュヘッド
  • 練習パッド

やり方は簡単で、スネアスタンドにメッシュヘッドをセットし、その上に練習パッドを乗せるだけ。

練習パッドへの振動をメッシュヘッドが吸収してくれるので、地面までの振動がかなり軽減されます。

スネアスタンドに直接練習パッドを置いて叩いた場合、スタンドの横に置いた足に結構な振動が来ますが、メッシュヘッドを間に入れるだけで75%くらいか振動がカットされていると思います。

すでに練習パッドやスネアスタンドを持っている人は足りないものを購入するだけでいいです。

メッシュヘッドはこちら

TAMA ( タマ ) / MH14T

スネアスタンドはこちら

PEARL ( パール ) / スネアスタンド S-830

Roland ノイズイーター

ペダルの振動対策は「Roland ノイズイーター」がオススメです。

ペダルを乗せるだけで裏のボールが振動を分散してくれ、床への振動が軽減できます。

ペダル用はこちら

ROLAND ( ローランド ) / NE-10 ドラム用防振材

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足があるタイプの練習パッドには、スタンド用のノイズイーターもあります。

こちらも振動を75%くらいカットしてくれます。

スタンド用はこちら

ROLAND ( ローランド ) / NE-1 3個セット

ディスクふにゃふにゃシステム

2009/01/08 20:34

家で電子ドラムを叩きたい人は「ディスクふにゃふにゃシステム」がオススメです。

ヨガやフィットネスで使うバランスディスクを使うことで、地面と電子ドラムに空間ができ、振動が伝わりにくくなります。

電子ドラムを叩いたときにふにゃふにゃと揺れるので、「ディスクふにゃふにゃシステム」と呼ばれています。

ディスクふにゃふにゃシステムを作るのに必要なもの
  • 風呂マット 2枚
  • バランスディスク 4つ
  • 木板
  • カーペット
ディスクふにゃふにゃシステムの作り方
  • 浴室マットを敷く
  • バランスディスクを四隅に置く
  • 木板をバランスディスクに乗せる
  • カーペットを乗せる
  • 電子ドラムを乗せれば完成

より詳しい作り方についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
https://dtxmania.net/documents/dfs/

自宅練習で意識すること

防音・防振対策をすれば自由に練習していいかというと、そうではありません。

いくら防音・防振対策をしても、出音や振動をなくすことはできません。

ドラマーとして練習する時には音や振動が出ることを認識し、周りへの配慮が不可欠です。

自宅で練習をする時は次の3つを意識しましょう。

自宅練習で意識すること
  • 軽く叩く
  • 窓や扉は閉める
  • 練習時間を決める

軽く叩く

対策をしても思いっきり叩くとアタック音や振動は大きくなり、周囲に迷惑がかかりやすくなります。

極力小さく叩くことで音や振動を最小限にして練習しましょう。

また、小さく叩くことは細かいコントロールの上達や脱力につながるので、実際のドラムを叩く時にも上達を実感できます。

窓や扉は閉める

練習するときは部屋の窓や扉を閉めましょう。

窓や扉が開いていると音が外に漏れやすくなります。

極力外に音を漏らさないためにも部屋を閉めきって練習しましょう。

夏場など部屋を閉めきって練習すると暑いかもしれませんが、エアコンや扇風機を使って対策しましょう。

練習時間を決める

練習時間を決めて練習することも大切です。

朝8時前や夜21時以降は練習しないなど時間を決めることで、迷惑をかけないこと意識できます。

同居人がいる方は一緒にルールを決めることで、自宅練習を許してもらいやすくもなります。

また、時間指定があると時間内で練習しないといけなくなるので、練習の集中力も上がり、練習効率も上がります。

まとめ:防音・防振対策で好きなだけ練習しよう

以上、防音・防振対策についてまとめました。

自宅練習での天敵は『騒音』と『振動』です。

自分の練習環境によってどこまで許容できるかは変わるので、環境にあった対策をすることが大切です。

騒音対策と振動対策は次の通りです。

防音対策
  • 音の小さい練習パッドを使う
  • 練習パッドの上にタオルを置く
  • ペダルはソフトサウンドビーター
  • 壁に吸音材を貼る
防振対策
  • クッションを使う
  • 白井式防振練習セット
  • Roland ノイズイーター
  • ディスクふにゃふにゃシステム

対策をしても、思いっきり叩いて練習していいわけではありません。

周囲へ配慮して練習するためにも次の3つを意識しましょう。

自宅練習で意識すること
  • 軽く叩く
  • 窓や扉は閉める
  • 練習時間を決める

周囲に配慮して練習することは、自分が周りを気にせずに練習できることにつながります。

集中して練習できる環境があれば、ドラムの上達も早くなります。

周囲に配慮できるいいドラマーは周りからも応援されるものです。

しっかりと対策をして、いい環境でドラム練習を楽しみましょう。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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