【すべてに応用できる】ドラム初心者が知るべき4つのストローク

4つのストロークアイキャッチ 全体
  • ドラムの正しい叩き方を知りたい
  • ドラムを上手く叩きたい
  • ゴーストノートが上手く叩けない

ドラム初心者はスティックを振るのに慣れるのに時間がかかります。

ドラムセットで安定したリズムを叩くことも難しいです。

リズムが安定しないのはストロークが上手く使えていないのが原因です。

基本の4つのストロークを覚えることで、格段にドラムが叩きやすくなり、安定したリズムキープがしやすくなります。

まーしー
まーしー

こんにちは、ドラムをはじめて10年以上のまーしーです。

この記事では、ドラム初心者が知るべき4つのストロークについて解説します。

こんな人にオススメ
  • ドラムの基本的な叩き方を知りたい人
  • リズムがモタってしまう人
  • ゴーストノートを上手く叩きたい人

この記事を読めば、基本のストロークの叩き方をマスターできます。

4つのストロークを覚えることで、無駄な動きが減り、効率よくドラムを叩くことができるようになります。

あらゆるドラミングに応用できる基本なので、しっかり覚えていきましょう。

スティックの基本的な振り方

スティックを振ることをストロークと言います。

ストロークは肩→肘→手首→指と波のように連動して動かしていきます。

ダンスのウェーブをイメージしてもらうと分かりやすいです。

スティックを振るとき、力いっぱいドラムを叩くイメージを持っているかもしれませんが、手や腕に力を入れずに脱力した状態で行います。

基本的なストロークは以下の手順で行います。

ストロークの手順
  1. 肘を90度くらい上げる(この時手首は力を入れず脱力する)
  2. 手首を返す(スティックは人差し指と親指で挟んだ状態)
  3. 肘を落とす
  4. スティックが打面に当たる
まーしー
まーしー

スティックを振ったときに手や腕に力が入らないように脱力した状態を意識しよう

4つのストローク

4つのストローク

ドラムのストロークには次の4つのストロークがあります。

それぞれのストロークは「叩きたい音」「次に叩きたい音」によって使い分けます。

1つずつ解説していきます。

  • フルストローク(F)
  • ダウンストローク(D)
  • アップストローク(U)
  • タップストローク(T)

フルストローク:大きい音

フルストローク説明

手を高い位置から振り下ろし、スティックを打面に当ててから、再度、高い位置まで戻す振り方です。

ストロークの基本中の基本で、全てのドラミングの基礎になります。

高い位置から振り下ろすので、大きい音がなります。

ストロークの終わりはスティックが高い位置にあるので、次に続くストロークは「フルストローク」「ダウンストローク」になります。

ダウンストローク:大きい音

ダウンストローク説明

手を高い位置から振り下ろし、スティックが打面に当たってから、打面に近いところで静止する振り方です。

スティックが打面に当たるとリバウンドが出ますが、指をキュッと握ることでリバウンドを制御して、打面近くで止めます。

こちらもフルストローク同様に大きい音がなります。

打面から近い位置に静止するので、次につながる叩き方は「アップストローク」「タップストローク」になります。

アップストローク:小さい音

アップストローク

打面の低い位置からスティックを当て、手を高い位置に戻す振り方です。

腕を上にあげることで、スティックの先が下がり打面にあたり、音がなります。

「打面から腕を上にあげたら、スティックが当たっちゃった」くらいのイメージで叩くとやりやすいです。

低い位置から叩くので、小さい音がなります。

手を高い位置に戻すので、次につながる叩き方は「フルストローク」「ダウンストローク」になります。

タップストローク:小さい音

タップストローク

打面の低い位置から叩き、打面の低い位置で静止する振り方です。

「スマホをタップする」くらいの感覚で叩くをやりやすいです。

低い位置から叩くので、小さい音がなります。

打面から近い位置に静止するので、次につながる叩き方は「アップストローク」「タップストローク」になります。

4つのストロークを身につけるメリット

メリット

4つのストロークを身につけることで、ドラム演奏で幅広く応用することができます。

ここでは4つのストロークを身につけるメリットを解説します。

メリットは次の3つです。

メリット
  • 音量のコントロールがしやすくなる
  • 効率よく叩ける
  • ゴーストノートが上手くなる

音量のコントロールがしやすくなる

ドラムの音量は「スティックと打面の高さ」によってコントロールします。

  • スティックと打面の高さが高い→大きい音
  • スティックと打面の高さが低い→小さい音

4つのストロークは大きい音と小さい音どちらも叩くことになるので、身につけると音量のコントロールがしやすくなります。

効率よく叩ける

ドラム演奏では8ビートなどのリズムやフィルインを叩きます。

そのときにスネアドラム、タム、シンバルなどいろいろなところにスティックを持っていかないといけません。

初心者のうちは全てフルストロークで行う傾向にあるので、動きに無駄が多くなってしまいます。

4つのストロークを応用すれば、次にどこに叩くかを意識しながらスムーズにスティックを振れるようになります。

ゴーストノートが上手くなる

ゴーストノートとは8ビートの中に入る装飾音で、スネアドラムを小さく叩く音です。

初心者はこのゴーストノートが大きくなりがちです。

タップストロークやアップストロークを習得することで、小さい音でゴーストノートが入れられるようになります。

習得のための練習方法

4つのストロークを習得するには次の練習を行いましょう。

それぞれのストロークをアルファベットで表記しています。

  • フルストローク(F)
  • ダウンストローク(D)
  • アップストローク(U)
  • タップストローク(T)
練習方法
  1. メトロノームで4分音符を鳴らす
  2. 四分音符に合わせて「F→D→T→U」を繰り返す
  3. 右手で8回、左手で8回、両手で8回行う
  4. 慣れてくればBPMを速くして練習する(最初BPM 40→180)
まーしー
まーしー

音は「強・強・弱・弱」になるよ

練習するときはスティックの高さを意識して練習しましょう。

スティックが高くなるところは、スティックを「肩より上」にあげます。

スティックが低くなるところは、「打面から3cm」のところで止めるようにします。

スティックの高さ
  • 高:肩より上
  • 低:打面から3cm

まとめ:上達の近道は基礎を身につけること

以上、4つのストロークについて解説してきました。

4つのストロークとは「叩きたい音」と「次に叩きたい音」によって使い分けるストロークです。

次の4つがあります。

4つのストローク
  • フルストローク(F):高→高・大きい音
  • ダウンストローク(D):高→低・大きい音
  • アップストローク(U):低→高・小さい音
  • タップストローク(T):低→低・小さい音

4つのストロークを身につけることで、ドラム演奏時にもメリットがあります。

メリット
  • 音量のコントロールがしやすくなる
  • 効率よく叩ける
  • ゴーストノートが上手くなる

身につけるためには継続して練習することが大切です。

練習方法
  1. メトロノームで4分音符を鳴らす
  2. 四分音符に合わせて「F→D→T→U」を繰り返す
  3. 右手で8回、左手で8回、両手で8回行う
  4. 慣れてくればBPMを速くして練習する(最初BPM 40→180)

練習するときにはスティックの高さを意識して練習すると良いです。

スティックの高さ
  • 高:肩より上
  • 低:打面から3cm

ドラムを効率よく上達するには、基礎を身につけることが一番の近道です。

正しいストロークを身につけて、楽しいドラムライフを送ってください。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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