- ドラム譜面の見方がわからない
- 譜面に書いている音符ってどう叩くの?
- 曲のドラムを譜面に書いて記録したい
ドラムの練習や曲のコピーをするときに、譜面を見ながら練習することがあります。
初めて見る方はどこをどう叩けばいいのかわからないですよね。

こんにちは、ドラムを独学で10年以上演奏しているまーしーです。
この記事ではドラム譜面の見方や記譜のコツなどを書いていきます。
この記事を読めば、譜面を見ながら練習したり、自分で譜面を作ることができるようになります。
- ドラム譜の読み方を知りたい
- 音符の基本を知りたい
- 自分で譜面を書きたい
譜面の見方を覚えることで、聞くだけでは覚えられない曲など練習できるので、上達するためには必須の知識です。
それでは見ていきましょう。
譜面の基本

ドラムの譜面は五線譜に音符が書かれ、音程がないので普通の譜面の書き方とは異なります。
音符の場所や表記の仕方により、叩く場所が変わります。
叩く場所以外にも、さまざまな記号やテンポなど曲の構成が表記されています。
1つずつ見ていきましょう。
譜面の叩く場所はここ

画像のように五線譜に置く音符の場所により、叩く場所が決まっています。
譜面により表記の仕方が異なるので、曲にあった場所を叩きましょう。
曲の構成に使われる記号
譜面には音符以外にも様々な記号が使われ、曲の構成を作る要素となります。
よく使われる記号は以下のものがあります。
![]() | リピート・マーク | リピート・マーク(右)からリピート・マーク(左)に戻り、繰り返す |
![]() | カッコ | ①まで行ったら、リピート・マーク(左)まで戻り、繰り返す。 次に①の手前に来たら、①は演奏せず、②を演奏する |
![]() | ダル・セーニョ | ![]() |
![]() | コーダ・マーク | ![]() ![]() |
![]() | 小節反復 | 1小節、前と同じ内容を繰り返す |
![]() | 小節反復 | 2小節、前と同じ内容を繰り返す |
実際の譜面では以下のように使われています。


記号は複数ページにまたがって出てくるので、どのページを見る等メモすると分かりやすいよ
テンポの表記
楽譜には曲のテンポも載っています
♩=120 だとメトロノームで「120の早さ」の意味になります。
テンポのことを英語で「Beat Par Minute」といい、略して「BPM」といわれます。
音符の基本

楽譜を読む中で音符が使われますが、音符の基本も確認しておきましょう。
音符の種類

音符は1小節の中に音符がいくつあるかで表現が変わります。
- 全音符:1小節の中に音符が1個
- 2分音符:1小節の中に音符が2個
- 4分音符:1小節の中に音符が4個(メトロノームのクリック音は基本4分音符です)
- 8分音符:1小節の中に音符が8個(8ビートのハイハット)
- 16分音符:1小節の中に音符が16個
- 32分音符:1小節の中に音符が32個
- 3連符:1拍の中に音符が3個。全音符〜32分音符にそれぞれ3連符があります。
16分音符のバリエーション
16分音符は叩く音符と叩かない休符の組み合わせによっていくつかバリエーションができます。
ここでは基本の4種類を説明します。
16分音符のバリエーションは「好きな料理の名前」に例えると覚えやすいです。


ドラムでは16分音符は左右の手を交互に叩くことが多いよ
16分音符をドラミングで叩くときは両手で叩くことが多いです。
上の画像をそれぞれ手で叩く場合、どうするか見てみましょう。

ドラムでは右手をR、左手をLと表記するよ
- からあげ = RLRL
- ラーメン = R•RL
- リゾット = RL•L
- アイス = RLR•
簡単な記譜のやり方

ここでは記譜のやり方を解説します。
記譜には主に2通りのやり方があります。
どちらが良いということはなく、やりやすい方でやれば大丈夫だと思います。
- 手書きで記譜をする
- 無料ソフトを使って記譜をする
- メリット
- 自分のわかりやすいように好きに書ける
- 1曲を1枚の紙に収めることができる
- 演奏中も見やすい
- デメリット
- 手間がかかる
- 多くなってくると保管に場所を取る
- メリット
- 綺麗な譜面を書ける
- データで管理しやすい
- デメリット
- ソフトの操作を覚えないといけない
- ソフトの操作の範囲内でしか書けない
- 演奏中に見るのに、印刷もしくはタブレット等の端末が必要
記譜の手順
記譜の手順としては以下の手順で行うと効率的に記譜できますよ
- 曲の構成を覚える
イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ等の小節数
イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→サビ など - それぞれの箇所のリズムパターンを書く
- フィルインを書く

繰り返し記号を使ったり、同じところは省略して書くことで、早く書けるようになるよ
まとめ
この記事では楽譜の見方、音符の基本、記譜の仕方を解説してきました。
ドラマーは曲を耳コピすることが多く、あまり記譜をしたことがない人もいるかもしれませんが、
練習する上で覚えておくと役に立つ知識です。
ドラムの基礎知識を知りたい人にはこちらの記事もオススメです。
Step1:【初心者必見】ドラムの役割•名前•叩き方などの基礎を徹底解説
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
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